先に、「
CentOS 6.3 の構成 - Hyper-V 3.0 上にインストール」および「
CentOS 6.3 の構成 - Hyper-V 統合サービスのインストール」というこで、Windows Server 2012 の Hyper-V 3.0 上で CentOS 6.3 を構成しました。
続いて、補足の機能追加として、この環境にリモートから接続できるように、VNCサーバーをインストールしておきたいと思います。
ここでは、その VNC Server を構成する流れを簡単に確認したいと思います。
【VNC Server のインストール・構成】
端末から、以下のコマンドを入力して、VNC Server をインストールします。
yum -y install vnc-server
/etc/sysconfig/vncservers を開いて、以下のように VNC Server を追加します。(端末番号、接続ユーザー名、解像度、等)
VNCSERVERS="1:yama3"
VNCSERVERARGS[1]="-geometry 1024x768 -nolisten tcp"
一旦、su コマンドで該当ユーザーに切り替え、VNC 接続するユーザーのパスワードをセットします。
一旦、vncserver サービスを起動して、その後 stop します。
service vncserver start
service vncserver stop
/home/yama3/.vnc/xstartup の最後の2行を修正します。
この設定により、GNOME環境において、グラフィカルを含み表示されるようになります。
#xterm -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" &
#twm &
gnome-session &
vncserver サービスを起動します。
service vncserver start
【ファイアウォールの構成】
/etc/sysconfig/iptables を編集して、VNC Server が利用するポート(5900-5910)を開けておきます。
加えた修正を反映させるため、iptables サービスを再起動します。
【vncserverの自動起動の設定】
以下のコマンドにより、VNC Server の起動を自動化します。(OS の起動時に自動的に起動されます。)
chkconfig vncserver on
【VNC Viewer からの接続】
まずは、VNC Viewer として、最新の「UltraVNC」を「
窓の杜」からダウンロードして、インストールしておきます。
UltraVNC を起動し、VNC Server のIPアドレスおよび端末番号を入力して、「接続」します。
接続ユーザーのパスワードを入力します。
無事、接続できました。
以上で、基本的な CentOS の構成は完了です。
引き続いて、当OSの目的であるソフト IP-PBX を実現するために、Asterisk の構成に移りたいと思います。
「
CentOS 6.3 に Asterisk 11 を構成 - Asterisk のインストール 」へ続く...